イングランド初決勝進出！デンマークと死闘をケーンが決めた　11日決勝はイングランドーイタリア

欧州選手権・準決勝   イングランド2ー1デンマーク （ 2021年7月7日    ロンドン ）

決勝点を決めたハリー・ケーン（AP）
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　欧州選手権準決勝が7日に行われ、イングランドが延長でデンマークに2―1で競り勝って初の決勝進出を決めた。前半に先制を許したものの同点に追いつくと、延長前半14分にFWハリー・ケーン（27＝トットナム）が決勝点。11日の決勝でイタリアと対戦する。

　　評判倒れに終わることが多かったイングランドが、4強の壁を破った。主要国際大会で地元開催を制した1966年W杯以来の決勝進出。選手としてPKに失敗した96年欧州選手権、監督を務めた2018年W杯といずれも敗れていた準決勝を乗り越え、ガレス・サウスゲート監督は「選手をとても誇りに思う」と笑った。

　前半30分に今大会6戦目で初失点。先制を許したが、優位に試合を進める中で「誰も慌てなかった」とFWケーン主将は明かした。9分後に右サイドから崩してオウンゴールを誘うと、延長前半14分にエースでもあるケーンが自ら蹴ったPKのはね返りを仕留めた。

　延長後半1分には途中出場させていたMFグリーリッシュの代わりにDFトリッピアーを入れて5バックの守備固め。6万4950人が観戦したホームで残り時間を冷静に使い切って結果を出した。イタリアと対戦する11日の決勝は再びロンドンが舞台。指揮官は「決勝は勝つためにある」と優勝を誓った。