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ポルトガル、ベルギーに敗戦 シュート24本も無得点 Cロナ、キャプテンマーク叩きつける

[ 2021年6月28日 10:29 ]

欧州選手権決勝トーナメント1回戦   ベルギー1―0ポルトガル ( 2021年6月27日    スペイン・セビリア )

キャプテンマークをピッチに叩きつけるFWクリスティアーノ・ロナウド(AP)
Photo By AP

 敗戦を告げる笛にポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウドはキャプテンマークをピッチに叩きつけた。FIFAランク1位のベルギーに0―1で競り負けて連覇への挑戦は16強で終戦。前半42分に先制を許したが、シュート数は24―6本と圧倒した。枠内シュートも5―1本だったが、終盤の猛攻もポストに嫌われるなど決定力を欠き、相手が放ったわずか1本の枠内シュートに泣いた。

 フェルナンド・サントス監督は試合後のロッカー室で選手が涙を流していたことを明かし「ただボールがゴールに入ろうとしなかった。我々はとても失望していて悲しい。選手は泣いているし、国民もそうなるだろう」と敗退を嘆いた。イレブンを責めることはなく「国民に大きな喜びをもたらすために全力を尽くしてくれた。これがサッカー。相手はシュート6本のうち枠内1本で1点。我々は24本のシュートを放ってポストも叩いた。勝利は逃したが、勝利に値した」と振り返った。

 FIFAランク1位の難敵と決勝トーナメント1回戦で当たった組み合わせに触れ「この試合に勝てば決勝まで進出して優勝できると確信していた」と強調。1次リーグ3試合で5得点を挙げ、男子の世界最多得点記録109に並んでいたC・ロナウドを擁しながら敗れ「サッカーに正義と不正義はなく、得点したか得点しなかったか。我々は失点し、得点できなかった」とうなだれた。

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2021年6月28日のニュース