福岡　今季初のリーグ戦3連敗　長谷部監督「開始早々の失点を防がない限り勝利はない」

明治安田生命J1   福岡0―2浦和 （ 2021年6月27日    埼玉 ）

　福岡が完封負けで今季初の3連敗を喫しリーグ戦4戦勝ちなし。旋風を巻き起こした前半戦の勢いが陰りをみせる中、弾みをつけたかった後半戦の初戦を落として10位に後退した。

　前回対戦ではホームで2―0の快勝。ただFWユンカーが加わり攻撃の圧力を増す浦和に対し、立ち上がりから守備に追われた。前半11分にゴールを許し、5試合連続で先制を許す苦しい展開に、長谷部監督も「注意していた開始早々の失点を防がない限り勝利はない」と厳しい表情をみせた。

　体を張った粘り強い守備も及ばず、後半31分に追加点を献上。同38分のPKはGK村上が好セーブで望みをつないだが、5試合ぶりに先発出場したFWマリは「すべてにおいて相手が上だった」と不発。前回の浦和戦ではゴールを決めたが、今回は抑え込まれた。

　指揮官は「3試合で勝ち点0。気持ちを切り替えて次のゲームで勝ち点を取れるように」と前を向き「時間があるので新たな施策を考えていきたい」とチーム力を引き上げることを誓った。