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南野 W杯予選史上最長6戦連発!10得点大勝も貪欲「強い相手になった時にできてこそ」

[ 2021年5月29日 05:30 ]

カタールW杯アジア2次予選F組   日本10―0ミャンマー ( 2021年5月28日    フクアリ )

<日本・ミャンマー>前半8分、南野が先制ゴールを決める(撮影・篠原 岳夫)
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 日本代表は28日、W杯アジア2次予選ミャンマー戦に10―0で圧勝。初の2戦連続2桁得点で、2試合を残して最終予選一番乗りを決めた。MF南野拓実(26)は前半8分の先制弾を含む2得点で、W杯予選6戦連続得点。15年の本田圭佑を抜き歴代最長とするとともに、予選開幕からの連続試合得点も自らの記録を更新した。

 最終予選への道を、日本の背番号10が切り開いた。前半8分、南野がMF鎌田とのワンツーで最終ラインを突破。飛び出してきたGKの動きを見定め、右足アウトで軽くシュートを浮かせて先制点をマークした。自らの記録を更新する、W杯予選6試合連続ゴールで、2試合連続となる2桁得点の口火を切った。

 「今日の試合で重要なのは、どれだけ早い時間に点を取れるか。勝利に貢献した上で記録を達成できたことは良かった」

 後半21分には左足で2点目を奪い、今回のW杯予選は開幕から6戦8発。W杯予選6試合連続得点は、15年の本田圭佑を抜き日本史上最長となった。さらに、本田が16年に残した出場7戦連発というもう一つの記録にも、あと「1」に迫った。

 今冬に出場機会を求めてリバプールからサウサンプトンへと期限付き移籍。新天地では10試合に出場し2得点だった。「結果には満足できていない」という悔しさを抱えつつも、幼稚園の頃からずっと向き合ってきたサッカーから目を背けることはなかった。「後ろ向きでボールを受けた時に強引に前を向く部分やチームメートと連係して崩すところは、もっとやっていかないといけない部分」。プレミア2季目の自分自身を見つめ直し、この一戦にもつなげた。

 後半からは2シャドーに形を変えた鎌田との連係にも磨きをかけた。「強い相手になった時にできてこそ、だと思う。W杯を見据えてやっているし、そういうところでできるようにしたい」。大舞台を意識しつつ、一試合一試合を大事に戦っていく。それこそが日本のエースへの道となる。

 ▽W杯アジア最終予選 2次予選を通過した12カ国を再抽選し6カ国ずつ2グループに分け、ホーム&アウェーの計10試合で勝ち点を争う。今年9月開幕予定で、各グループ上位2位までの計4カ国がW杯への出場権を獲得。3位はプレーオフへ進出する。

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