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大迫やっぱり“半端ない”!高木琢也以来の2戦連続ハット&カズ以来の5得点

[ 2021年5月29日 05:30 ]

カタールW杯アジア予選F組   日本10ー0ミャンマー ( 2021年5月28日    フクアリ )

<日本・ミャンマー>前半30分、大迫がPKを決める(撮影・篠原岳夫)
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 5得点のFW大迫勇也(31)はW杯予選では97年の高木琢也以来、史上2人目となる2戦連続ハットトリックを達成した。

 大迫が“半端ない”活躍で大勝を演出した。2試合連続ハットトリック、計5得点。森保ジャパンでは南野と並び最多15得点となり、国際Aマッチ通算は尊敬する高原直泰に並ぶ歴代10位タイの23得点まで到達した。「積み重ね、積み重ねなので。今に満足せずまたしっかり取れるようにするだけ」としみじみと話した。

 32歳で迎えるW杯カタール大会本番で先発すれば、日本人FW初となる3大会連続の偉業となる。その大舞台に向け、躍動した。W杯予選の1試合5得点は、97年6月22日の1次予選マカオ戦の三浦知良(6得点)以来、約24年ぶり。5得点の中でも会心の一撃には前半22分に頭で決めた1点目を挙げ、長友からのセンタリングに「うまく入っていけたのでイメージ通りだった」とうなずいた。

 3月のモンゴル戦後、チームに“勝ち癖”を求めた。「最終予選は大変な戦いになる。しっかりと勝ち切ることができるチームにしたい」。だからこそ、手を抜かなかった。6―0の後半21分には縦パスで南野の追加点もアシスト。吉田の交代後はキャプテンマークを巻いてフル出場した。南野、鎌田、伊東との連係にも手応えをにじませ「いいバランスで試合ができている」と収穫を口にした。

 今季は所属するブレーメンで先発はわずか7試合。得点はドイツ杯での1得点のみに終わった。チームは2部に降格。それでも代表では一変した。国際Aマッチで得点した試合は11勝2分けで、13年7月の東アジア杯オーストラリア戦から続く“不敗神話”も継続させた。

 《通算23得点、高原と並んだ》大迫が3月モンゴル戦の3得点に続き5得点の活躍。国際Aマッチ2試合連続ハットトリックは3度の釜本邦茂、97年高木琢也に次ぎ3人目(5度目)で、W杯予選では高木以来2人目となった。またAマッチ5得点以上は67年フィリピン戦釜本6点、72年スリランカ戦釜本5点、83年フィリピン戦木村和司5点、97年マカオ戦三浦知良6点に次ぎ4人目(5度目)。これで大迫は通算23得点とし、高原直泰と並び10位タイに浮上した。

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