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横浜FC・カズ 54歳2カ月2日で出場!大会最年長記録更新、早川政権下では初

[ 2021年4月29日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグ第4節   横浜FC2ー0柏 ( 2021年4月28日    ニッパツ )

<横浜FC・柏>後半、ペドロ・ハウルの蹴るボールを頭で阻止しようとするカズ(撮影・篠原岳夫)
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 横浜FCのFWカズが途中出場し、自身の大会最年長出場記録を54歳2カ月2日に更新した。後半45分、登場とともに場内のボルテージが一気に上昇する。最初のタッチは左サイドからFWクレーベへのパス。その後もピッチを縦横無尽。年齢を感じさせない躍動感で勝利に貢献した。

 カズの出場は3月10日の浦和戦以来で、今月8日に就任した早川知伸新監督(43)の下では初。監督交代後、カズは「ハヤがやりたいサッカーをすればいい」と背中を押した。出場約4分も前線からプレスを続けチームは今季2度目の完封。早川監督は「目指すサッカーを提示できた」と話した。

 指揮官とは忘れられない絆がある。J2時代、10年12月の大分戦。カズは早川監督の現役最後の一戦で惜別の豪快ミドル弾を決めている。指揮官は「周りに目を配れる選手。僕自身がやりながら助けてもらってます」。あれから10年余り。情熱に衰えのない54歳は、今度は就任5戦目での公式戦初勝利に貢献した。

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