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横浜 高卒新人・樺山起用、新布陣機能せず 指揮官「やろうとしたこと出なかった」

[ 2021年2月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   横浜0ー2川崎F ( 2021年2月26日    等々力 )

<川崎F・横浜>前半、ドリブルする横浜・樺山(左から2人目)
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 一昨季王者の横浜が、昨季王者に完敗した。開幕戦の無得点は16年以来。2季ぶりの王座奪回へ厳しい船出となり、就任4季目のポステコグルー監督は「自分たちのやろうとしたことが全く出なかった」と悔しさをかみしめた。

 今季は3―4―3の新布陣に着手。攻撃時は3バック、守備時は昨季と同じ4バックという可変システムを導入した。だが前半は「ボールを受けることをチーム全体で怖がってしまった」(MF天野)と機能せず、2失点。後半は4―4―2への変更とFW前田の投入などで安定したが、FWオナイウのシュートがポストに嫌われるなど白星は遠かった。

 昨季は過密日程もあり、ケガ人が続出。練習日数の短さから連係不足も目立ち、9位に沈んだ。今季の補強はDF岩田、FWエウベルら最小限としたポステコグルー監督は「(メンバーを)ほとんど固めながら“自分たちのサッカー”をより深める」と成熟を目指す。

 王者に力の差を見せつけられたが、シーズンは始まったばかり。高卒新人では14年ぶりに開幕戦の先発に抜てきされ、前半で交代したMF樺山は「この悔しさをバネにもっと上に行きたい」と決意を固めた。 

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