×

川崎F・鬼木監督 超攻撃スタイル継続で「昨年以上の記録を」、20日ゼロックス杯

[ 2021年2月20日 05:30 ]

オンラインで記者会見する川崎Fの鬼木監督(上段左)、G大阪の宮本監督(同右)、川崎Fの谷口(下段左)、G大阪の三浦(同右)

 昨季リーグと天皇杯の2冠を達成した川崎Fは20日、公式戦初戦となる富士ゼロックス・スーパー杯のG大阪戦(埼玉)に臨む。ACL制覇とリーグ連覇の新たな2冠を目標に掲げ、鬼木達監督(46)は今季も超攻撃スタイルの継続を宣言。前日会見では、昨年達成したリーグ年間最多得点「88」を超える数字を目指すことも誓った。初陣でその破壊力を見せ、まずは“1冠”を達成する。

 王者は今年も初陣からエンジン全開だ!数々の記録を打ち立て圧倒的な強さを誇った昨季の川崎F。中でも年間最多得点「88」の攻撃力は絶大だった。ただ進化の歩みを止めるつもりはない。新シーズンへの意気込みを問われた鬼木監督は「やっぱり昨年以上の記録を目指さないと(昨季を)超えてはいけない」ときっぱり。記録更新へ果敢に挑戦する意思を明確に示した。

 昨季限りで18年間、チームを支えた元日本代表MF中村憲剛氏が引退。攻守のキーマンだったMF守田もポルトガル1部へ移籍した。それでも三笘ら新たなスターが誕生し、MFシミッチやFW遠野ら新戦力も加入。超攻撃スタイルは不変だ。13日に沖縄で行った札幌との練習試合は、180分間(45分×4)で14得点。指揮官もこの日「自信を持ってグラウンドには立てる」と自信をのぞかせた。

 期待はいきなりの記録更新だ。ゼロックス杯は、07年にG大阪が浦和戦で記録した4得点が最多。川崎Fは昨年11月25日、ホームでG大阪を5―0で撃破しており、“再現”となれば新記録だ。また、同杯を制したチームが、同年にリーグ優勝したケースは過去わずか5回。リーグ連覇で13年の広島以来8年ぶりの“ジンクス打破”にも期待が懸かる。

 「今年も日本サッカー界を引っ張っていく気持ちを持っている」と主将のDF谷口。自慢の攻撃力で今季も主役の座を譲らない。 

続きを表示

2021年2月20日のニュース