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東海大が県リーグ所属校史上初の全国制覇 法大を1-0で下す 大学サッカー全国大会

[ 2021年1月23日 19:58 ]

大学サッカー「#atarimaeni CUP」決勝   東海大1―0法大 ( 2021年1月23日    東京・味の素フィールド西が丘 )

全国大会「#atarimaeni CUP」で優勝トロフィーを掲げる主将のDF米沢哲哉(中央)ら東海大イレブン
Photo By スポニチ

 大学サッカーの全国大会「#atarimaeni CUP」の決勝が23日、東京・味の素フィールド西が丘で行われ、関東2部リーグの下位にあたる神奈川県リーグ所属の東海大(関東第9)が1―0で法大(関東第7)に勝ち、00年度の総理大臣杯以来となる全国優勝を果たした。県リーグ所属校が全国大会を制するのは、史上初の快挙となった。

 東海大が大学サッカー史上最大の下克上を完結させた。降り続ける雨の中、前半は法大に一方的に攻め込まれてシュート0本と苦戦したものの、後半開始から徐々に主導権を握り始める。そして同27分、左CKから味方シュートのこぼれ球をDF水越陽也(3年)が右足で押し込み、これが決勝点となった。水越は「みんなが一つになった結果。県リーグだから負けていいではなく、強い気持ちを持って戦った」と胸を張った。

 元日本代表MF沢登正朗ら多数のJリーガーを輩出する名門ながら、近年は低迷。19年には関東2部リーグから降格した。昨年、20年前の日本一も指揮した今川正浩監督が再就任。粘り強い守備と走力アップを掲げてチームを強化した。今大会はロングスローなどセットプレーを武器に、上位校を次々に撃破。指揮官は「相手に臆せず戦えるチームになった」と教え子たちの成長に目を細めた。
 今大会は全国各地区から32校が出場するトーナメント方式で、全試合を無観客で実施。コロナ禍で中止された夏の総理大臣杯、冬の全日本選手権の代替大会として開催された。

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2021年1月23日のニュース