J2町田鄭大世 引退間際から町田加入の思い語る 「気概を感じた。何かを尽くしたいと思った」

[ 2021年1月23日 19:28 ]

スタジアムをバックに笑顔をみせる町田・鄭大世
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 J2町田は23日、オンラインで新加入選手発表会見を実施した。清水から完全移籍で加入した元北朝鮮代表FW鄭大世(36)ら10選手が参加。新潟に期限付き移籍した昨季は9得点を挙げたベテランFWは「キャリアを続けるか辞めるかの瀬戸際でオファーをもらった。手を差し伸べてくれたクラブに感謝し、可能性がある限りJ1昇格を目指して戦いたい」と意気込んだ。

 J通算100ゴールまであと1点に迫った昨季最終戦。アウェーの大宮戦で3点を追いかける後半16分から途中出場した鄭は、後半終了間際の44分に劇的なゴールを挙げた。最後の最後に節目の記録を達成。シーズン終了後に清水から契約満了を伝えられて「ここで辞めるのが綺麗」と、「引退」の2文字が頭に浮かんでいた。

 昨年末。帰国のため成田空港へ向かっている途中で、町田から正式オファーの連絡を受けた。「町田に勢いを感じた。これからJ2から上がって行く気概を感じた。このクラブで一緒に上がって行きたいし、何かを尽くしたいと思った」。消えかけていた現役への熱が再燃。新天地でもう一度、ユニホームを着る決断を固めた。
 06年に川崎Fでプロデビューを飾って16年目。16年には自己最多の26得点でJ2得点王に輝き、清水の1年でのJ1復帰に大きく貢献したが、以降は若手の台頭などもあって出場時間は減っていた。しかし、昨季は新潟で28試合に出場し「全然走れる。川崎時代のビデオを見返したが、あんまり変わっていない」と衰えは感じさせない。

 求められるのは得点力。昨季町田の総得点41は22チーム中下から4番目と、得点力不足が響いて19位に終わっただけに唐井直GM(63)は「1番の期待は得点力。そのために来て貰ったと言っても過言ではない。チームの核になって引っ張っていって欲しい」と期待を込めた。

 「どんな状況でもゴールを奪えるのがストロングポイントだと思っている」と鄭は言う。かつて“人間ブルドーザー”と呼ばれた男が、もう一度、J1昇格へと挑戦する。

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