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東京Vが中期ビジョン示す 23年までにJ1昇格、24、25年でACL出場を

[ 2021年1月23日 18:08 ]

J2東京Vの永井秀樹監督
Photo By スポニチ

 東京Vは23日、オンラインで新体制発表会見を行った。昨年末に就任した中村孝昭新社長があいさつ。「昨年は大変な混乱の中でシーズンを終了した。その過程でクラブは大変な経営危機を迎えた。会社の株式が100倍相当で新しく発行される懸念があり、その株式をだれが取得するか不透明なまま役員会議で売却可能になるという危険があった。ただ、その危機は過ぎ去り、経営は安定化し、盤石化した」と、経営危機は脱したことを宣言した。

 今後のビジョンについては、選手と一緒に歩み、成長するクラブを目指すと言明。クラブハウスやトレーニング機器などの環境整備、選手と同時にスタッフをクラブの両輪と位置づけて、「フラット、オープン、フェア、クリーンでありたい」と掲げた。支援企業もスポンサーではなく、パートナーと位置づけて「共創」と話す。メディアについても「経営体制が変わり、オープンに発信していく」と、透明性を強調した。サポーターに対しても一緒に成長することを掲げた。

 江尻篤彦強化部長もクラブの中期ビジョンとして「21~23年までにJ1昇格を目指したい。24、25年でJ1に定着し、ACLを目指す。育成からの昇格とスカウトの強化でアマチュアや高校生にも目を向けたい」と話した。

 永井秀樹監督も「昨年からいろいろなことがあったが、現場がやるべきことはひとつ。ヴェルディらしく素晴らしいサッカーをバージョンアップさせて戻るところに戻り、日本のサッカーを牽引して世界に進めるようにしたい」と、ビジョンを掲げた。

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2021年1月23日のニュース