J2京都、チョウ貴裁新監督のチーム作りは 「トライアンドエラーを繰り返して開幕に」

[ 2021年1月23日 17:27 ]

京都

オンライン取材に応じる京都のチョウ貴裁監督(C)KYOTO.P.S.
Photo By 提供写真

 J2京都のチョウ貴裁新監督(52)が23日、オンライン取材に応じた。部分的な練習をスタートさせてから、ちょうど1週間。この日は始めて紅白戦も実施し、機知に富んだフレーズを使いながら今後のチーム作りについて言及した。

 ■ウタカ以外の攻撃パターンの構築

 昨年リーグ22得点でJ2得点王に輝いたFWピーター・ウタカの存在は絶大だ。指揮官は「去年の映像をみた感じでいえば、ウタカに依存しているというよりも全員で(ウタカ中心に)やっていくという意識。違和感を持ってプレーしている選手は少なかったように見える」と分析したように、昨年の戦い方を尊重する。その上で「大事なのは、どこからでも得点が取れること。誰かしか得点が取れないパターンでは、チーム力としては十分じゃない。ウタカの良さを生かしつつ、周りの良さも生かしていく。極端に言えばウタカはウタカにしかできないプレーがあるし、(上月)壮一郎には壮一郎しかできないプレーがある。1+1を2・5にする。もしくは2+2を4・5に持っていくのが監督の仕事。自分たちの良さを消すのは良くない」と明言。新型コロナ罹患で来日できていないウタカが不在の間に、様々な攻撃パターンを作っていく。

 ■トライアンドエラーの推奨

 沖縄キャンプでは3試合ほどの練習試合が組まれているが「トライアンドエラーの連続。まずトライすること。それで上手くいったことや失敗したことが分かる。練習試合で“勝った”“負けた”を競うのは大事じゃない。トライアンドエラーを繰り返して開幕に持っていく」。自らの戦術もあるが「今は家を造っている段階で、最終的には思ったような家じゃないかもしれない。でも住人にとって住みやすく、近所の人には印象的な家を造りたい。僕が建てたい家ではなく、選手と一緒に建てた家が一番自信を持てると思うので」と選手の発想を最優先にしながらチーム(=家)を組み立てていく方針だ。

 ■硬軟織り交ぜた戦い方を

 19年夏まで指揮した湘南時代に通じるところがあるが「大事なのは(マイボール時に)ボールよりも前に選手が多くいること。人数が多いことが一番のキーワード。失点する可能性もあるが、それを許容しながら、リスクがあることを理解しながらゴールに迎えるか」。同時に現代サッカーは「多種多様になっている。何かしかできないのでは勝てないし、何かが足りないチームにならない」と口にし「ボール保持率を放棄すれば成長はないが、ボール保持率に特化しても、それ以上の成長もない。保持率65%でも40%でも勝てるように、両方を持っていないといけない」と一つのことに傾倒するサッカーは追い求めない。
 沖縄キャンプは1月26日からで、2月14日にはサンガスタジアムで公開練習試合も実施予定だ。2月28日のリーグ開幕・相模原戦へ向けて、そして昇格へ向けてチームを作り上げていく。

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