大黒将志氏 古巣G大阪で「アカデミーストライカーコーチ」就任、“第2の大黒様”育成へ意欲

[ 2021年1月23日 05:30 ]

引退会見で笑顔を見せる大黒将志氏(吉本興業提供)
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 G大阪は22日、元日本代表FW大黒将志氏(40)の「アカデミーストライカーコーチ」就任を発表した。今季新設されたポストで、Jクラブでは異例の試み。この日引退を正式発表した大黒氏は、プロキャリアの原点であるクラブで“第2の大黒様”育成を誓った。

 晴れ晴れとした表情だった。ここぞの場面で得点を決め“大黒様”とファンから愛された大黒氏は「もっとゴールを取りたかったけど」と笑わせつつ「やり残したことはないですね」と22年間のプロ生活に充実感をにじませた。そして「いつでもどこでもゴールができる選手になってもらいたい」と第2の大黒育成へと目を向けた。

 指導者としての第一歩は「アカデミーストライカーコーチ」。元オランダ代表FWファン・ペルシーら欧州では採用されているが、Jクラブでは異例の試みになる。小学生から高校生までアカデミー全般を巡回する形で指導。現役時代から研究熱心で知られており、自身のノウハウを惜しみなく注いでいく。

 2002年にJ1得点ランキング2位の20得点を挙げてブレーク。05年6月にはドイツW杯アジア最終予選・北朝鮮戦でダメ押し点を決めて3大会連続W杯出場に貢献した。渡り歩いたクラブはグルノーブル(フランス)やトリノ(イタリア)を含め12チーム。積み上げた得点は日本代表戦と合わせて計222得点で、まさに“いつでもどこでも”得点のできるストライカーだった。

 「G大阪に育ててもらって、またG大阪からコーチ業を始められる。少しでも力になりたい」。希代のストライカーは、新たなチャレンジに腕をぶした。

 ◆大黒 将志(おおぐろ・まさし)1980年(昭55)5月4日生まれ、大阪府豊中市出身の40歳。G大阪ユースから99年にトップ昇格。同年3月の市原(千葉)戦でJ1デビュー。05年には主力としてリーグ16得点を挙げ、クラブ初タイトルに貢献。06年1月にはグルノーブル、同年8月にトリノ移籍。杭州緑城(中国)などでもプレーし、18年からJ2栃木、20年は無所属だった。国際Aマッチ通算22試合5得点。1メートル78、73キロ。右利き。

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