×

J2福岡 3連勝締め 得失点差及ばず2位もV徳島に2戦2勝、勝ち点84で並んだ

[ 2020年12月21日 05:30 ]

明治安田生命J2最終節   福岡1―0徳島 ( 2020年12月20日    ベススタ )

<福岡・徳島>サポーターと記念写真を撮るアビスパ福岡の選手、関係者たち(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 福岡がチャンピオンチームに負けなしでシーズンを終え、来季J1に昇格するクラブにふさわしいことを証明した。

 勝てば勝ち点で並ぶ首位・徳島との直接対決。逆転優勝のためには7点差以上の勝利が必要な今季最終戦は、日本一に輝いたソフトバンク・松田宣浩内野手の「アビスパ勝つぞ!熱男~!」のエールで始まった。

 とにかく大量得点が欲しい状況。立ち上がりからアクセル全開で襲いかかった。今季築き上げてきたアグレッシブな“アビスパスタイル”で攻勢を強め、前半16分には石津に先制ゴールが生まれた。

 追加点は奪えなかったが、前節まで今季全試合出場を果たした守備の要、CB上島を累積警告で欠きながらもリーグ最少の29失点を誇る堅守が機能。今季15度目の「1―0」の勝利。10戦負けなし、3連勝でシーズンを終えた。優勝した徳島とも勝ち点で並び、今季対戦も2戦2勝と勝ち越し。この結果は来季J1で戦う上で大きな自信となる。

 長谷部茂利監督は初出場のGK山ノ井を起用。「選手全員を試合に出したことが私の自負」とうなずいた。レンタルが多い主力選手について「残留してほしい思いはもちろんある」と率直に話した。目線はすでに来季待ち受けるJ1へと向いている。

 〇…今季限りでの契約満了が発表された鈴木惇が後半39分から出場。得意のFKを蹴る場面では、前から渡されたキャプテンマークを腕に巻いた。下部組織育ちの生え抜きで通算10年、福岡でプレー。「自分のレベルアップがチーム力アップにつながる。毎日成長できるように考えて過ごしてきた。まだまだやれると自信を持っている」。現役続行へ意欲をみせた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月21日のニュース