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神戸 イニエスタ来季開幕絶望…右大腿上部の腱断裂で全治4カ月「リハビリに励みたい」 

[ 2020年12月17日 05:30 ]

水原とのPK戦で、決めるが脚の痛みをこらえる神戸・イニエスタ=カタール・アルワクラ(AP=共同)
Photo By AP=共同

 神戸は16日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)が右大腿の手術を行い、全治4カ月と発表した。カタールで集中開催されているACLの準々決勝・水原戦(10日)後にカタール市内の病院で検査を受けた結果、「右大腿直筋近位部腱断裂」と診断された。15日にスペイン・バルセロナ市内の病院で神戸のチームドクターが立ち会い、手術を受けた。

 イニエスタは決勝トーナメント1回戦上海上港戦(7日)で決勝点を挙げたが、右大腿上部に違和感を訴えて後半23分に負傷交代。中2日で迎えた水原戦はケガを押して延長後半8分から途中出場した。PK戦では1番手として成功したが、決まった直後に患部に手を当てて苦悶(くもん)の表情。準決勝の蔚山戦はベンチ外で、ACL敗退の瞬間をスタンドから見守った。

 強行出場による代償は大きく、来年2月26日に予定されているJ1リーグ開幕戦の出場は絶望的。イニエスタはSNSで「手術は成功し、今はとても良い状態です。大好きなサッカーを楽しむためにも、できるだけ早く回復できるよう精いっぱいリハビリに励みたいと思います」とコメントしたが、戦列復帰は4月以降となる可能性が高く、チームは開幕から1カ月以上も司令塔を欠いたまま戦わなければならない。

 「自分にとって重要なチャレンジ」と語り、18年夏にスペイン1部バルセロナから完全移籍で加入した背番号8。現行の契約は来季終了までとなっているが、新シーズンはリハビリからスタートすることになった。

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2020年12月17日のニュース