帝京長岡、高校サッカー日本一へ ベンチの黄色いウエアに込められた思い

[ 2020年12月3日 16:15 ]

ベンチに掲げられた黄色いウエア
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 【福永稔彦のアンプレアブル】昨年度の全国高校サッカー選手権大会で新潟県勢として初めて4強に入った帝京長岡。今年も県大会を制し3大会連続8回目の出場を決めている。11月7日にデンカビッグスワンスタジアムで行われた決勝では新潟明訓に2―0と快勝した。

 その試合で帝京長岡ベンチに黄色いスタッフ用のウエアがつるされていた。胸側には昨年度の全国高校選手権4試合のスコアが書き込まれ、背中や袖には昨年度のメンバーの名前が並んでいた。

 「昨年(度の全国高校選手権で)負けた後に書いたもの。これを見るたびにモチベーションが高まる」と明かしたのはMF川上航立主将(3年)だ。

 1年前の全国舞台、MF谷内田哲平(J2京都)、FW晴山岬(J2町田)、DF吉田晴稀(J2愛媛)らタレントを擁す帝京長岡は伝統のパスサッカーで順調に勝ち進んだ。しかし、埼玉スタジアムで行われた準決勝で青森山田に1―2で惜敗。悲願の初優勝には届かなかった。

 試合後、宿舎に戻った選手たちは黄色いウエアにサインを書き込んだ。無念がしみこんだ一着を託されたのが当時2年生ながらレギュラーの川上だった。

 「これを持って埼スタに戻って来る。そして日本一になる。その時に先輩たちがスタンドで見ていてくれる。そう約束した」と川上は振り返る。

 今でも谷内田、晴山らとは頻繁に連絡を取り合い、試合の前には必ず激励のメッセージをもらっている。

 「“県大会は行けないけど、全国大会には応援に行くから頑張れ”と言ってくれた」。

 先輩たちの思いも背負って日本一を目指す戦いは、来年1月2日の2回戦・履正社(大阪)戦から始まる。(新潟支局長)

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