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FC東京、ルヴァン杯3度目Vへ王手 レアンドロ2発!「決勝行けるの良かった」

[ 2020年10月8日 05:30 ]

ルヴァン杯準決勝   FC東京2ー0川崎F ( 2020年10月7日    等々力 )

ルヴァン杯準決勝・川崎F戦の後半、ゴールを決め喜ぶFC東京・レアンドロ(中央)
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 準決勝2試合が行われ、FC東京はFWレアンドロ(27)の2ゴールで、今季リーグを独走する川崎Fを2―0で破り、2009年以来、3度目となる優勝へ王手をかけた。柏は横浜を下し、13年以来、3度目の頂点へあと1勝とした。川崎Fの連覇の夢はついえた。

 リーグで首位を独走する“最強の矛”を砕いた。7月には0―4と大敗していた“多摩川クラシコ”だが、一発勝負の大一番でライバルを撃破。長谷川監督は「全員、気持ちを前面に出して、ハードワークをした。選手たちを誇りに思う」と充実の表情を見せた。

 前半14分、FWレアンドロが均衡を崩した。「GKを確認したときにニアサイドが空いているように見えた。誰のゴールでも良かった。決勝に行けるのが良かった」。ペナルティーエリア外左、角度のない位置から直接FKで右足を振り抜いた。ボールは名手のGK鄭成龍(チョンソンリョン)の逆を突き、ニアサイドを抜いた。

 後半17分にも2点目を決めたレアンドロだが、演出したのは指揮官が「うちを象徴する選手。攻守でアグレッシブにプレーしてほしい」とキーマンに指名していたFW永井だ。1点目は最終ラインの裏に放り込まれたボールに向かって急加速し、先制につながるファウルを受けた。「体を張って、起点になりたい」。2点目は味方がボールを持つとスペースに走りながらパスを呼び込み、左足クロスで得点を演出した。

 4日のリーグ戦では永井やDF森重ら主力を大胆にもベンチ外にして温存し、この試合に懸けた。リーグ21試合で62得点の川崎Fの攻撃に対し、休養十分だったセンターバックの森重らが奮闘し、見事完封してみせた。

 一戦必勝。長谷川監督の秘策がはまった。最強川崎Fを撃破し、優勝した09年以来11年ぶりの決勝進出。頂点はすぐそこにある。

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