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南野、出場6戦連発で成長示す!35年ぶり快挙へ「結果残して認めさせたい」

[ 2020年10月8日 05:30 ]

国際親善試合   日本ーカメルーン ( 2020年10月9日    ユトレヒト )

カメルーン戦へ向け、調整する南野(中央)と原口(右奥)ら(共同)
Photo By 共同

 オランダ遠征中のサッカー日本代表は7日、合宿3日目の練習を実施し、MF南野拓実(25=リバプール)はオンラインで取材に対応した。リバプール加入後、初の日本代表で新たに背番号10を身につけることが決定。9日のカメルーン戦では、1985年の木村和司以来という国際Aマッチでの出場6試合連続ゴールが懸かる中、目に見える結果を残すと誓った。

 「リバプールの南野」として、初の代表合宿。3日目は冒頭15分の公開だが、穏やかな表情が印象的だ。オーストリア1部ザルツブルクから、欧州屈指の名門に移籍して10カ月余り。自身の変化について淡々と語った。

 「試合で結果を出してこそ、成長を実感できる。今の時点でレベルアップできているか分からないけど、それを証明するためにも、今回の2試合で結果という目に見える形で成長を示したい」

 今季は加入2年目。8月29日に行われたリーグ王者とFA杯王者が戦うコミュニティー・シールドでは、アーセナルから待望の移籍後初ゴールを決めた。ただ、世界屈指のサラー、フィルミノ、マネの3トップらとのポジション争いは、定位置奪取には至らない。

 「正直、今の自分の立場や結果に満足していない。プレーしている喜びは感じるけど、それに満足するんじゃなく、結果を残して(周りを)認めさせたい。チームでも自分の居場所を確保したい」。置かれた現状を理解しつつ、気持ち新たに迎えた代表合宿。歴代のエースが身につけた背番号10を託された。

 「日本を背負ってきた選手がつけてきた番号。だからといってプレッシャーを感じることもないし、いつも通りにプレーできれば」

 現在、出場した国際Aマッチでは5試合連続得点中。昨年12月のE―1選手権などは招集されておらず公式の連続得点記録ではないが、次戦でゴールを奪えば、85年の木村和司以来35年ぶり2人目の出場6戦連発だ。久々となる代表戦でも、ゴールゲッターとして目に見える「結果」を求める。

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2020年10月8日のニュース