×

鳥栖FWロペス 意地の一撃!“天敵”の2発に沈むも久々の出場で結果「鳥栖での初ゴールはうれしい」

[ 2020年10月8日 05:30 ]

明治安田生命J1第10節   鳥栖1―2G大阪 ( 2020年10月7日    駅スタ )

<鳥栖・G大阪>後半47分、ゴールを決めた鳥栖FWロペス(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 試合終了直前の後半47分。FWロペスの意地のゴールが決まった。原川からのクロスを頭で合わせ、鳥栖は2試合連続の完封負けを逃れた。

 逆転を狙い最後までアグレッシブに攻めた姿勢が実を結んだ1点。7月26日の第7節以来、久々の出場で今季初得点を決めたロペスは「鳥栖での初ゴールはうれしい」と目を細めた。チームのスタイルに慣れるまでに時間を要したが「コンビネーションが合ってきた」と手応え。「これに満足せずにもっと上を目指していきたい」。残り試合での活躍に自信をにじませた。

 直近リーグ戦7戦で6勝1敗と大きく勝ち越していたG大阪を相手。全員がピッチで躍動し、自分たちのペースで試合を進め、ボール保持率で圧倒した。シュート数も14本と相手の10本を上回った。だが、天敵一人にやられた。相手の“鳥栖キラー”FW渡辺千真に前半で2ゴールを許した。

 渡辺はこれで鳥栖戦通算13得点、J1通算100得点を達成。守備が崩されていないところからの失点に、金明輝(キム・ミョンヒ)監督も「もどかしい気持ちだがこれが現実。囲んでもボールが取れない、相手の技術が高い」と天を仰ぐしかなかった。

 それでも、今季目指すボールを保持して前へ攻めていくスタイルは着実に進化。監督も「もっと質を高めて決定機をつくる以外はない」と力を込めた。高い完成度への挑戦は続く。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月8日のニュース