大分　J最強ストライカー完封!スコアレスドローも価値ある勝ち点1「次が大事」

明治安田生命J1第12節   大分0―0柏 （ 2020年8月23日    昭和電ド ）

＜大分―柏＞後半、柏・オルンガ（右）と競り合う大分・鈴木
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　J最強ストライカーを見事に“完封”した。DF鈴木義宜（27）を中心にした守備で、8試合連続得点を狙った柏FWオルンガを止め、ホームでスコアレスドロー。12日のルヴァン杯では1―3で敗れた相手に、意地を見せた。

　片野坂知宏監督は「3連戦でかなり疲れていたと思うが、90分集中を切らさず体にムチ打って最後までファイトしてくれた」と堅守を称賛。得点機を決めきれず「勝ち点1で悔しい」と反省も口をついたが「攻守の狙いを明確にして選手が披露してくれれば、いいゲームができる手応えを感じている」。5連敗後の3連戦で1勝2分けと負けなしの結果で、選手たちに感謝した。連敗中は複数失点していた守備も、この3試合は1失点ずつと立て直しに成功した。

　リーグ最強の矛と、最強の盾とがぶつかった一戦でもあった。現在リーグ得点ランク1位のオルンガを止めた同シュートブロック1位の鈴木は「0点で抑えられたのは良かった」と振り返り「ポジティブな引き分けにするために次が大事」ときっぱり。最強の盾を証明し、今後もチームをけん引していく。