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C大阪・清武 引退の内田へ惜別弾「キヨはもっと頑張れと。正直、気持ち入っていた」

[ 2020年8月24日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節第2日   C大阪2-1仙台 ( 2020年8月23日    ヤンマー )

<C大阪・仙台> 前半19分、先制のシュートを決める清武 (撮影・平嶋 理子)                                                        
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 引退を決めた先輩への思いが込められていた。C大阪は前半19分、MF坂元の送ったクロスに清武が反応。「あのゴールはタイミングかな、と」。トラップで相手を外し、右足で今季2得点目をマーク。一度は同点に追いつかれながら、後半15分には坂元へのスルーパスで決勝弾を演出した。

 「(引退発表後に)篤人くんと連絡を取ったら“キヨはもっと頑張れ”と言ってくれた。そのスタートの試合。正直、気持ちは入っていた」

 清武にとって内田は2学年上の先輩。欧州、そして日本代表として戦っていく中で、公私ともにずっと支えられてきた。「ドイツの時から、代表でも、スペインでも、日本に帰ってきてからも。支えてくれて、そばにいてくれた」。度重なるケガに悩まされたときも、その存在が大きな頼りだった。

 ピッチを離れることを知り「凄く寂しかった」という。それでも、内田自身のケガも把握していただけに「篤人くんが決めたことだから間違いはない」と言った。引退発表から3日後に迎えた一戦。前節川崎F戦で大敗したショックを振り払う、チームにとっても大きな白星を手にした。

 「これからのJリーグを引っ張っていく存在になりたい」

 試合後のオンライン取材。ラストの言葉に清武は決意をにじませた。

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