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横浜FC・カズ、久々のスタメン出場「チームを良い方向に。自分にはその責任がある」

[ 2020年8月6日 05:30 ]

YBCルヴァン杯1次L第2節   横浜FC1―0鳥栖 ( 2020年8月5日    駅スタ )

勝利しサポーターの声援に応える横浜FC・三浦(右)(撮影・岡田 丈靖)
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 各地で7試合が行われ、横浜FCのFW三浦知良(53)は鳥栖戦で今季公式戦初出場初先発し、後半18分までプレー。2007年12月1日のリーグ戦(対浦和)以来13年、4631日ぶりのJ1の舞台で前半29分には強烈ヘッドを放つなど見せ場をつくった。53歳5カ月10日での出場は土屋征夫(甲府)のルヴァン杯最年長出場記録(42歳10カ月)を大幅に更新した。

 【カズに聞く】
 ――どんな思いでこの試合に臨んだか
 「今なお、新型コロナの感染が広がっている。世の中で大変な時間を過ごしている人も多い中、お客さんの前でサッカーが出来る機会をもらえて本当に幸せだと思いますし、自分としては久しぶりの公式戦。チームが(リーグ戦で)連敗している中でルヴァン杯であっても勝利してチームがいい方向に向かうようにしたい。自分にはその責任があると思っていました」。

 ――立ち上がり、相手へのファウルがあったり、パスが通らなかったりしたシーンがあったが、カズさんでも独特の緊張感がありましたか?
 「本当に久しぶりのスタメン出場だったんですが、緊張感はいつも持ってやってます。最初のスライディングに関してはチーム全員に自分の姿勢、闘う気持ちを見せたかった。相手には遅れて入ってしまったので申し訳なかったです。最初の時間帯でパスがずれたりというのはあったんですが、緊張というよりも、お互いのコミュニケーションミス。コンスタントにリーグに出場していない分、公式戦を戦うのが初めての選手も7割くらいいたと思うんですが、準備期間も短かったですし。ぶっつけ本番のようだったので中々、最初は噛み合わなかった。時間とともに良くなったと思います」

 ――ヘディングシュートの場面を振り返って下さい
 「2トップで出てるのでクロスには必ず、1人がニア、1人がファーに入っていくことを心がけてる。クロスが来るんじゃないかという予感の中で飛び込みました。ボールが若干、マイナス気味で戻る感じだったので、ちょっと難しい形だったと思います。シュートまで持っていけたのでもう少しタイミングが良ければゴールになってたんではないかと思います」

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2020年8月6日のニュース