ミランのレジェンド・バレージ氏がカズ祝福「まさに世界記録。その情熱には頭が下がるよ」

[ 2020年8月6日 05:45 ]

横浜FC・カズ ルヴァン杯最年長出場記録を更新

13年、JリーグOBVSイタリアOBでのバレージとカズの2ショット
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 現役時代ACミランで黄金期を築いた元イタリア代表DFフランコ・バレージ氏(60)が、本紙を通じ、ルヴァン杯の最年長出場記録を更新した横浜FCのFW三浦知良(53)にお祝いのレターを寄せた。両者はカズのセリエAデビュー戦で対戦して以来、親交を深めており、かつて世界最高のリベロと称されたバレージ氏もカズの記録達成を喜んだ。

 【レター全文】
 ついに待ち望んだ瞬間がやって来たね!少し前に、カズが現役を続行し、13年ぶりにJ1でプレーすると聞いた時は正直、驚いたよ。53歳で、イタリアでいうセリエAでなんて、まさに世界記録だ。

 世界中に流行したコロナウイルスの影響で、サッカーは一時中断となり、カズの記録達成も先延ばしされることになってしまったね。でも、状況は少し改善され、Jリーグも再開した。私もやっとおめでとうと言える。

 カズの熱意、モチベーション、特にサッカーに対する情熱には、頭が下がるよ。

 最初の出会いは、決して忘れることはできない。カズのイタリアデビュー戦だったね。

 カズがジェノアのユニホームを着て、サンシーロで、我々ACミランと対戦。もうあれから25年以上もたった。敵同士として対戦し、あの空中戦での激突。今も鮮明に覚えている。

 私は頭部を強打したけど、カズの方がひどかったね。鼻骨骨折で、前半終了後に病院に搬送されたからね。もちろん、あれは偶然の激突だったけど。

 何年か前(2013年6月)に、日本で参加した慈善マッチで再会したね。カズがまだまだ高いレベルでプレーしている姿を、目の当たりにした。覚えている?直接、言ったよね。

 この年齢で高いレベルを維持することが、決して簡単でないのは想像できる。でも、カズの真摯(しんし)な姿、信念の強さは、若手にとって、この上ない見本であることは間違いないよ。

 日本は私も大好きな国だから、またぜひ行きたいと思っている。また会えたら、こんな素晴らしいことはないよね。今後、カズがミラノに来ることがあれば、一緒に時間を過ごせたらうれしいよ。

 全てがうまくいくよう、カズの幸運を祈っている。応援しているよ。

 フランコ

 ≪セリエA初陣で激突 カズ鼻骨骨折≫】▽ACミラン―ジェノア 94~95年シーズンのリーグ開幕戦で94年9月4日にACミランの本拠地「ジュゼッペ・メアッツァ」で対戦。セリエAデビューとなったカズはリーグ3連覇中だった世界屈指の名門相手に背番号9をつけて先発したが、前半途中にハーフウエー付近でDFバレージと激突。一度はピッチに戻るも途中交代を強いられ、試合後にミラノ市内の病院に直行。鼻骨骨折で手術を強いられ、約1カ月の戦線離脱となった。試合はミランがFWシモーネの得点で1―0で勝利。

 ◆フランコ・バレージ 1960年5月8日生まれ、イタリア・ロンバルディア州出身の60歳。引退する97年まで下部組織を含め、ACミラン一筋でプレー。80年代後半~90年代前半には黄金時代を築き世界最高のリベロと称された。ミランでの公式戦出場は通算719試合。背番号6は永久欠番。イタリア代表でも活躍しW杯は82年、90年、94年に3度出場。国際Aマッチは81試合1得点。1メートル76、70キロ。右利き。

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