神戸・ドウグラス　4日J再開初戦で「得点決めたい」　イニエスタとの“ホットライン”期待

練習を行うドウグラス（中央）ら神戸イレブン（C）VISSEL　KOBE
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　新型コロナウイルスの影響で中断していたJ1は、4日から再開する。神戸は1日、広島戦（ノエスタ）に向けて神戸市西区で非公開調整。オンラインで取材に応じたFWドウグラス（32）は順調な調整ぶりをうかがわせ、再開後初戦でのゴールを予告した。今季初陣で披露した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ（36）とのホットラインを、約4カ月ぶりの公式戦でも開通させる。

　神戸が誇る新たなホットラインが、J1再開を彩る。1日の練習後、オンラインでの取材に応じたのは昨オフに清水から完全移籍で加入したドウグラス。堅守を誇る広島戦での先発出場が見込まれる新エースは、言葉に力を込めた。

　「（練習再開後の）練習試合で点は取れたけど、そこまで重要じゃない。良い試合をして、4日の土曜日には自分も得点を決めたいと思っている」

　個の打開力と強烈な左足のシュートを併せ持ち、現在のJ1で最強とも言える点取り屋。その能力を最大限に生かすのがイニエスタだ。今季公式戦初戦だった富士ゼロックス・スーパー杯の横浜戦では、イニエスタのアシストからドウグラスが先制弾。早々にフィットした関係性は、中断期間の練習などを経て、より強固なものとなった。

　世界的名手には以前から憧れており、清水時代には試合後にユニホーム交換をお願いしたこともあった。「才能あふれるプレーヤー。そんな選手と味方でプレーできるということ、彼からボールを受けて点を取れるということ。自分がそういう場所にいられてうれしい」。加入して間もない頃には「自分のできるプレーを自由にやってほしい」とアドバイスを送られたという。

　公式戦初戦で披露したホットラインが再開初戦でも開通すれば、神戸はリーグ戦での今季初白星に近づくことになる。「できるなら全てのタイトルを獲りたい」と語る背番号49。無観客でも、ストライカーとしてネットを揺らすことに集中する。