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リバプール南野 3トップ中央での活躍期待、前所属ザルツブルク指揮官が高評価「本当に賢い」

[ 2020年5月27日 20:48 ]

リバプールの南野拓実(AP)
Photo By AP

 オーストリア1部ザルツブルクのジェシー・マーシュ監督(46)が、今年1月にザルツブルクからリバプール(イングランド)に移籍した日本代表MF南野拓実(25)について、3トップ中央での活躍に期待を寄せた。26日付の地元紙リバプール・エコー(電子版)が報じた。

 昨年6月にザルツブルク指揮官に就任した米国出身のマーシュ監督は、昨年12月まで指導した南野について「タキ(南野の愛称)はまだ若い。これから適応していくことが必要だ。サディオ・マネやモハメド・サラーと違い、タキは純粋に爆発力のある選手ではないが、フィジカルの質は高く、本当に賢い選手だ。能力をすべて披露するには時間がかかるもしれないが、その時は来る。タキには戦術を理解したり、攻撃に移る適切なタイミングを見つける能力がある。ゴール周辺での動きも良い」と知的側面を高く評価した。

 起用位置については「サラーやマネのポジションでプレーするのはベストではない」とウイングの適性については否定的で「(センターフォワードの)ロベルト・フィルミノのポジションでうまくやれると思う。プレスを仕掛けられるし、ボール保持にはビルドアップのために10番(トップ下)の位置に移り、ゴールを奪うためにボックス内に侵入することもできる。フィルミノは非常にうまくやっているが、タキもできると思う。また、8番(インサイドハーフ)の位置でもプレーできる」と説明した。

 南野とは携帯電話のメッセージでやりとりしているといい「リバプールで満足しているようだ。練習が良いと話していた。選手もいい人ばかりのようだ」と現状を明かした。

 725万ポンド(約9億6000万円)の移籍金については「(ザルツブルクにとって)痛かったのは、リバプールがタキをあまりに安い値段で手に入れたこと。だが、これも移籍市場における経営の一部。スカウティングチームも、スポーツ・ディレクターも、よくやっている。我々には前に進むための次世代の若い選手がいつもそろっている」と語った。

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2020年5月27日のニュース