【J通訳が皆伝する英会話術「Jリーガーからのヒント」<3>】中2文法でペラペラに!

[ 2020年5月27日 05:00 ]

ジョージ赤阪(illustration by BASHI)
Photo By 提供写真

 こんにちは。大久保嘉人や中村俊輔らJリーガーから“ジョージ”の愛称で親しまれている、J2磐田の通訳です。21年間の通訳経験を生かし、常識とはひと味違う習得法を伝授しています。聞き手は英語が苦手な東京・門前仲町OLさん。新型コロナウイルス感染拡大の影響で普段より、長くなったおうち時間を生かし、3回目の今回もぜひ皆さん一緒に学びましょう。

 ジョージ(以下ジ)こんにちは。

 OL(以下O) こんにちは。前回は忘れることを気にしないで単語を習得しよう、というテーマでしたね。

 ジ はい。今回はもうワンランクアップ。テーマは「中2文法でペラペラに!」です。

 O 単語については聞きましたが、文法については学ぶ必要があるのか気になっていました。

 ジ 「文法を学ぶより、実際の会話で学んだほうがいいですか?」などは、英語を学び始めた人から多く受ける質問です。答えは「最低限の文法はしっかり学ぶべき」。実は僕がJの場で通訳するときに使う文法の95%は、中学2年生までに習うものなんです。

 O そうなんですか?

 ジ 元日本代表MF山田大記がドイツに移籍(14~17年夏にドイツ2部カールスルーエ)する前にも、文法について同じような質問を受けました。そのとき僕が勧めたのは中2の問題集。大記は購入して、僕の添削を受けながら2カ月でやり遂げて移籍しました。片言程度だった英語が、復帰後はドイツ語まで一緒にペラペラになって帰って来たんです。

 O 基礎の文法を理解していたからこそ、身につくのも早かったんですね。

 ジ はい。今も大記は英語のインタビューは通訳いらずです。あなたにも文法を学ぶに最適な問題集の選び方を伝授しますね。

 O お願いします。

 ジ 選び方は簡単。本屋に行って一番簡単だなと思う中2レベルの問題集を選んでください。一冊だけで十分です。

 O たった一冊で?

 ジ はい。問題集は一通りやり、余裕があれば3回繰り返すとなおいいです。問題集が終わったら、その中からあなたが使えるフレーズ(文章)をノートに30個だけ選んで書き写しましょう。

 O 日常で使いやすいものですね。

 ジ そう。ここで注意点が一つ。英文を書き写した時に日本語訳は書かないでください。頭の中で英語がイメージできれば十分です。むしろ日本語に訳してしまうとダメ。初回にお伝えした「英語脳」への弊害になってしまいます。忘れたら辞書で引いてくださいね。

 O 分かりました。

 ジ ここまでできれば、あなたの脳の中には30個の例文集と、300個の英単語があることになります。「30例文+300単語=ペラペラへの準備完了」です!

 O 完了ですか!?

 ジ はい。この二つの土台が身についたあなたは、既に3分以上、英語だけでものごとを考える準備が整っています。

 O なんだかもう英語が話せる気分になってきました!

 ◆ジョージ赤阪(じょーじ・あかさか) 99年から磐田の通訳を務める埼玉出身の53歳。日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、韓国語を操る。現在フランス語も習得中。これまで約30人の通訳を担当。
 ※全6編で、30日まで毎日配信。

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