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川崎F・鬼木監督 大事なのは感染しない、させないこと…「サッカーできるだけで幸せと思って」

[ 2020年5月1日 15:12 ]

5月1日、ウェブ上で報道陣の取材に応じた川崎Fの鬼木達監督
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 川崎Fの鬼木達監督(46)が1日、ウェブ上で報道陣の取材に応じ、チーム活動休止中で自宅待機を強いられている選手たちに対し、最前線で奮闘している医療従事者のためにも「まずは感染しない、感染させない」ことを強調しメッセージを伝えたことを明かした。

 中には各選手に自主トレメニューを配布しているクラブもある中、鬼木監督は自身のチームに関しては「メニューは何も伝えていないです。選手個々に任せている」とし「まずとにかく医療従事者の方とか、そういう人のために何ができるかと考えたら、自分たちが感染しないということ、感染させないということを重きを置いて欲しい、あとは家族の健康第一だから」ということを強調したという。

 もちろん、鬼木監督もコロナ渦の早期収束とJリーグのいち早い再開を願ってやまないひとり。再開後しばらくは無観客試合も想定されている中、指揮官も現状を鑑み理解を示し、選手のコンディションのばらつきやメンタル面の心配も口にしつつ「むしろサッカーできるだけで幸せだと思って選手にはやって欲しい。サッカーをできる喜びみたいなのを噛みしめて欲しい。お客さんがいないからといってサッカーの熱量とかそういうのは、僕の中では絶対に落とさせないでやりたいとは思っている。良いサッカーを見せたい思いは、当然ある」と話した。

 また再開するにあたり、準備期間の長さに関しても様々な議論が交わされているが、鬼木監督は「単純にこの日程でいきますと連戦というものは目に見えている」と想定した中で「個人として連戦となることによって、ケガが増えると思う」と懸念材料を指摘。「そういう意味でいうと、ある程度時間があった方が。チームの戦術うんぬんもあると思いますけど、それよりも順番はやっぱり命だったり、ケガだったりとか、少しそういうものを大事にしなくてはいけないと思う」と語った。

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2020年5月1日のニュース