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鳥栖社長 サポーターの支援提案に涙 Zoomで謝罪「ご指導を賜りたい」

[ 2020年5月1日 05:30 ]

ウェブでのサポーターミーティングを開いたJ1鳥栖の竹原社長

 2019年度の決算で20億円を超える赤字を計上したJ1鳥栖が30日、オンラインでのサポーターミーティングを開き、竹原稔社長(59)が「メディア報道などでご心配をお掛けして申し訳ございません」と深々と頭を下げて謝罪した。

 竹原社長は「一部報道にありましたようなクラブ消滅、ライセンス消失によるJFL、J3への降格はございません」と断言した上で、「19年度の実績が厳しい数字が並んでいるのは事実。それを深く反省し、20年度は身の丈に合った経営をしていく」と語った。

 新スポンサーについては「間近に控えた発表にも、ご期待ください」と改めて断言。大型スポンサーの相次ぐ撤退には「さまざまな理由があると反省」と話し、「優勝しなかったからスポンサーが降りた」という4月28日の選手、スタッフミーティングでの発言を取り消した。

 また、息子が社長を務める佐賀県のプロバスケットボールチームとの資産の混同についても話は及び、「バスケットチームからサガン鳥栖への支援は数億円規模ということをお伝えしたい」と逆に支援を受けていると主張した。

 予想された厳しい質問は飛ばず「ホッとした」と感謝。サポーターからクラウドファンディングでの支援の提案を受けると「皆さんと一緒にアイデアを考えていきたい。ご指導を賜りたい」と涙を浮かべるなど、終始平身低頭で語った。

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2020年5月1日のニュース