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右足手術のバルサB安部、復帰まで5カ月…東京五輪出場は絶望か

[ 2020年2月12日 16:48 ]

右足を負傷したバルセロナBの安部
Photo By スポニチ

 スペイン1部バルセロナは11日、Bチーム(2部B=3部相当)に所属するMF安部裕葵(21)が同日にフィンランドで右太腿裏の腱の手術を受け、復帰まで約5カ月かかるとの見通しを発表した。7月23日から1次リーグが開幕する東京五輪出場は極めて厳しくなった。

 安部はバルセロナBでリーグ戦の2日プラット戦に後半23分から途中出場し、同34分に負傷。スタッフ2人の肩を借りてピッチを後にしていた。クラブは5日に右大腿二頭筋の腱を断裂したとの検査結果を発表していた。

 安部は6日に自身のインスタグラムに英語で「誰にでも悪い日々はある。いい方に考えよう。うまくいく」とメッセージを記していた。昨年7月にJ1鹿島からバルセロナBに加入し、今季公式戦20戦に出場して4得点。うち先発は16試合とBチームの主力として活躍して評価を上げ、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントに向けたトップチームの登録メンバー入りを果たしていた。

 日本代表では昨年の6月に南米選手権チリ戦で初出場を果たすなど、国際Aマッチ3試合に出場。昨年までU―22日本代表にも選出され、東京五輪出場を目指していた。

 ◆安部 裕葵(あべ・ひろき)1999年(平11)1月28日生まれ、東京都出身の21歳。元日本代表MF本田がプロデュースするジュニアユースチーム「S.T.FOOTBALL CLUB」出身の初のプロ選手。2017年に瀬戸内高から鹿島入り。J1通算49試合4得点。昨年7月にバルセロナに完全移籍した。1メートル71、65キロ。利き足は右。

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2020年2月12日のニュース