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神戸 ACL初陣へ“本気”イニエスタ気合の中3日先発濃厚!フィンク監督期待「彼は特別な選手」

[ 2020年2月12日 05:30 ]

<神戸練習>リラックスした表情で練習するイニエスタ(左)(撮影・亀井 直樹)
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 神戸は12日、ホームでACL1次リーグ初戦ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を迎える。クラブ初のアジアが舞台の一戦で、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)はスタメン起用が濃厚。ACL制覇へ、まずは欧州CLを4度制した魔術師が勝利に導く。

 本気度の表れといっていいだろう。会見に臨んだフィンク監督はイニエスタに関して「恐らく出るでしょう」とスタメン起用を示唆。「彼は特別な選手で、試合を決定づけることができるプレーヤーだ。明日は大会で優勝するための第一歩だ。最後までプレーできるか見てみよう」と大きな期待を寄せた。

 イニエスタはPK戦の末に勝利した8日の富士ゼロックス・スーパー杯横浜戦でもフル出場した。そこから中3日での出場となれば、18年8月以来1年6カ月ぶり。シーズン開幕早々の過密日程となるが背番号8は「勝ち取れるタイトルを全部、勝ち取りたい」と公言しており、その言葉が単なる希望や願望ではないことを裏付ける。15分間だけ公開された最終調整でも軽快にボール回し。コンディションの良さを印象付けた。

 バルセロナ時代には欧州最高峰の戦いである欧州CLを4度も制覇。異なる文化への順応とサッカーへの対応力は他の追随を許さない。勢いを付けるために重要な初戦で勝利を手にするには、魔術師の豊富な経験と実績が必要不可欠だ。

 ACL初出場で初優勝を成し遂げれば、Jクラブ勢では07年の浦和以来。その偉業に向けて、イニエスタ自らが先頭に立つ。

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