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FC東京 ACLドロー発進 また韓国勢の“壁”…5戦で2分け3敗

[ 2020年2月12日 05:30 ]

<FC東京―蔚山>後半、クロスに飛び込むFC東京のディエゴ・オリヴェイラ(左)
Photo By 共同

 ACLの1次リーグは初戦が11日に行われ、4年ぶり出場のF組・FC東京はアウェーで蔚山(韓国)と対戦し、1―1のドロー発進となった。後半19分にブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラ(29)が先制弾を決めたが、同37分にオウンゴール。過去1分け3敗と苦手としていた韓国勢からの初勝利はお預けとなった。

 アジアで勝利をつかむのは容易ではなかった。1点をリードして迎えた後半37分、勝ち点3がスルリと逃げた。右サイドでFKを与えると、競り合ったアダイウトンに当たったボールが自陣のゴールネットを揺らした。

 先制弾を生かせなかった。新布陣の4―3―3で臨み、最前線にブラジル人トリオを配置。前半42分、新加入のMFレアンドロが絶妙なボールを日本代表DF室屋に通し決定機をつくった。後半19分にはレアンドロのパスにFWディエゴ・オリヴェイラが反応し、左足で得点した。しかし、負の連鎖を断ち切れなかった。過去2度の出場で前回の16年は16強に進出しているが、韓国勢に1分け3敗。アウェーでは2戦2敗と苦手にしていた。

 ACL初戦で1―1のドロー発進。それでも長谷川監督は「前半は硬さもあって攻撃でいい形をつくれなかったが、後半は修正できた。敵地で勝ち点1を取れたので、悪くない。次は勝ち点3を取れるよう準備したい」と一定の手応えを口にする。次戦は18日にパース(オーストラリア)を本拠に迎える。アジア制覇を公言する指揮官の下、まずは1次リーグ突破へ。首都クラブの戦いが幕を開けた。

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