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神戸 イニエスタ魅せた!2アシスト含め華麗なプレーの連続 初出場ACLで5―1大勝発進に貢献

[ 2020年2月12日 20:52 ]

<神戸―ジョホール・ダルル・タクジム>前半、フリーキックを放つイニエスタ(右)(撮影・亀井 直樹)
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 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグが12日、各地で行われ、初出場の神戸はG組初戦でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が2アシストの活躍でFW小川慶治朗(27)のハットトリック達成を後押し。華麗なプレーでファンを魅了し、5―1の白星発進に大きく貢献した。第2節は19日、敵地で水原三星(韓国)と対戦する。

 スタメンは8日の富士ゼロックス・スーパー杯の横浜戦から3人が入れ替わり、MF安井、郷家、FW小川を起用。MFイニエスタも中3日ながら先発出場。外国籍枠の関係もあり、DFダンクレーとMFサンペールは登録外。MF山口はベンチ外となった。

 試合はMFイニエスタが随所で質の高いプレーを披露。前半13分に自陣センターライン左からDFラインの裏へ浮球スルーパスで先制点をアシスト。ゴール前に飛び出した小川がこのパスを左足ダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。同42分には華麗なダイレクトプレーの連続でスタンドを魅了。センターサークル付近で後方からのボールをダイレクトでFWドウグラスにヒールパス。ドウグラスもダイレクトでボールを戻すと、イニエスタが再びワンタッチでDFラインの裏へスルーパス。しかし、今度は抜け出したFW古橋がオフサイドの判定で決定機とはならなかった。

 1点を先制した神戸は前半27分、PKにより同点とされるも直後に再び勝ち越し。同28分、FW古橋が右サイドDF西からのグラウンダーのパスを、ペナルティーエリア手前左からダイレクトで右足一閃。美しい軌道を描いたボールは相手GKが手を伸ばすも届かずゴールネットへ吸い込まれた。

 2―1とリードし後半に入ると、同13分に追加点。左サイドの深い位置でボールを持ったイニエスタが絶妙なタイミングでエリア内のDF酒井高にパスを通す。角度のない位置でボールを受けた酒井高はマイナス方向にラストパス。これを小川がゴールに押し込み、この日2点目。同20分にはドウグラスにも追加点が生まれた。

 4―1とリードを広げると同27分にもダメ押し弾。ペナルティーエリア内右端でボール受けたイニエスタが相手DFを翻弄しながら角度のない位置からループシュートぎみの浮き球クロス。これをファーサイドに詰めていたFW小川が難なく頭で押し込みハットトリックを達成。初出場のACL初戦を5―1の大勝で飾った。

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