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U23森保J、東京五輪“シミュレーション”崩壊…指揮官、表情険しく「自分の責任」

[ 2020年1月13日 01:52 ]

<シリア・日本>敗戦でGL敗退決定にぼう然とするU23日本代表(撮影・篠原岳夫)
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 森保ジャパンが屈辱的な敗戦を喫した。U―23アジア選手権1次リーグ第2戦でカタールに1―2で敗れて2連敗を喫し、出場4度目で初の1次リーグ敗退が決まった。

 1―2で敗れた初戦のサウジアラビア戦と似ていた。先発6人を代えたが、またも先制点を許し、追いつき、締めるべき最終盤に失点して力尽きた。

 戦術の前に、足りていなかった個の球際の気迫。2試合連続先発のDF渡辺が「屈辱じゃないけど、本当に恥ずかしい」と言えば、GK大迫は「危機感しかない」、DF町田は「同じような時間帯にやられている。前回の反省を生かしきれていない」と悔やんだ。

 日本以外は東京五輪予選を兼ねている今大会。開催国で既に出場権を得ている日本は、酷暑と過密日程の中で最大6試合を戦う五輪本番同様の環境を最高のシミュレーションとするはずだった。

 指揮官は「3試合しかできないのは残念だが、この痛すぎる思いを持って選手たちの成長につなげていければ。選手やスタッフの努力を結果に結びつけられなかったのは私自身の一番の力不足。自分の責任だと思っている」と険しい表情で振り返った。

 金メダルを目標に掲げている東京五輪。残り6カ月でのチーム作りについて問われると、「最終的にどの選手が五輪の舞台に立ってプレーするかという部分は、ラージグループで見ている。今回この大会に参加した選手、ヨーロッパには同等の力を持った選手たちがいること、残りの時間で力を見極めてこの年代の最強のチームを作るとともに、オーバーエージを含めてチームをどうしたら強くできるか考えていきたい」と説明した。

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