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川本治氏の決勝展望 技術と攻撃の静学か 頭脳と守備の青森山田か

[ 2020年1月12日 07:45 ]

第98回全国高校サッカー選手権 決勝   静岡学園―青森山田 ( 2020年1月13日    埼玉 )

<矢板中央・静岡学園>後半アディショナルタイム、相手に倒されPKにつながるファウルを獲得する静岡学園の松村(中)(撮影・西海健太郎)
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 決勝戦は静岡学園の攻撃と青森山田の守備力の勝負になる。静岡学園は矢板中央の堅い守備に苦戦したが、高い技術のドリブル突破を繰り返し、最後の最後で浮き球を使ったワンツーからファウルを誘った。MF松村を中心に全員がボールを止める技術があり、相手をかわし、いなすことにたけている。寄せられても慌てず、相手の逆を取れる。自分たちが得意とする攻撃をやり続けたことが最後に実を結んだ。

 青森山田はいろいろな大会でタイトルを獲っている自信と、高校生離れした守備力が特長。武田、田中翔を中心にボールを奪うと一気に攻める攻撃は迫力がある。柔軟性があり、状況を見て選手が自分たちで攻めるか守るかなどの判断ができるところも素晴らしい。静岡学園の松村1人を止めるだけでは駄目で、今まで以上に苦労するが、少ないチャンスでも得点できる決定力があり、勝負は互角。ミスをした方が負ける歴史に残るレベルの高い試合になると思う。 (元ジェフ市原強化部長)

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2020年1月12日のニュース