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J2長崎 元日退任、高田明社長の後任に長女が就任「より多くの人を笑顔に」東大大学院博士課程にも在籍中

[ 2019年11月28日 16:57 ]

会見に出席した高田明社長(左)、高田春奈新社長、ヴィヴィくん
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 J2長崎は28日、来年1月1日付で退任する高田明社長(71)の後任社長にジャパネットメディアクリエーション社長の高田春奈氏(42)が来年1月2日付で就任すると発表した。春奈氏は明氏の長女。

 春奈氏はクラブを通じて「2020年1月2日付で、V・ファーレン長崎の代表取締役社長に就任することになりました。2018年から クラブの運営・広報などを担当して、県民・ファンサポーターの方々の〈愛〉の深さ、そしてそこから生まれる〈平和〉への可能性を感じています。ファン・自治体・スポンサーなど、すべてのステークホルダーの皆さんとともに、スポーツの持つ〈夢〉をより多くの人と共有し、子どもたちの〈未来〉に貢献していきたいと思います。勝利は最終目標ではありませんが、より多くの人を笑顔にし、より多くの人にメッセージを発信していくためには欠かせないものです。チームスタッフ、選手たちとともに、今に一生懸命取り組み、強く優しいクラブを作ってまいります」とコメントしている。

 「ジャパネットたかた」のテレビショッピングでお茶の間でもお馴染みだった明氏はクラブが深刻な経営不振にあった2017年4月に社長に就任するとみるみるうちに経営を立て直し、同年にはクラブ初のJ1昇格に導いた。

 明氏の長女である春奈氏は1977年5月17日生まれの42歳。国際基督教大学卒業後に入社したソニーで秘書、人事を経験し、2005年にジャパネットたかたの人材開発を担う「ジャパネットソーシャルキャピタル」、2010年に「エスプリングホールディングス」を設立。2015年に「ジャパネットホールディングス」と経営統合を行い、同社取締役、「ジャパネットメディアクリエーション」社長に就任。昨年4月に上席執行役員に就任したJ2長崎では広報部門・管理部門・運営部門などの責任者を歴任する一方で大学で経営学・教育学について学び、現在は東京大学大学院教育学研究科博士課程に在籍して教育思想の研究を継続している。

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