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森保監督 A代表経験の欧州組へU22戦の招集レター「難しいとは思いますが」

[ 2019年11月28日 05:30 ]

長崎県庁を表敬訪問したサッカーU―22日本代表の森保監督
Photo By 共同

 日本代表、U―22日本代表を兼任する森保一監督(51)が27日、県庁などを表敬訪問した長崎市内で取材に応じ、来月28日の親善試合U―22日本代表―同ジャマイカ戦(長崎)に向けてDF冨安健洋(21=ボローニャ)、MF久保建英(18=マジョルカ)らA代表経験のある欧州組にも招集レターを送付したことを明言した。来年の東京五輪へ、A代表経験組との融合を急ぐ。

 水面下で「ウルトラC」プランが進行していた。12月28日、東京五輪世代のU―22代表が戦う年内最後の強化マッチにDF冨安、MF久保、MF堂安らA代表経験のある欧州組がピッチに立つ可能性が出てきた。森保監督は「招集レターは出させていただいてます。代表活動以外の活動なので難しいとは思いますが」と明かした。

 12・28は国際Aマッチデーでないため日本協会に選手の拘束力はない。困難は承知の上だが、一方でセリエA、スペイン、オランダもこの間、冬季休暇のため公式戦がなく交渉の余地はある。17日のコロンビア戦では久保、堂安らがU―22代表に初融合したが、0―2と完敗。連係面に課題を残した。今回は左太腿負傷で前回不参加だった冨安にも招集レターを送付。実現できれば、またとない融合の機会となる。

 東京五輪世代は来年1月にU―23アジア選手権(タイ)も待つ。こちらも実現は困難が予想されるが、欧州組への招集レターを送付する予定だ。五輪世代にとっては貴重な公式戦で五輪本番を想定した試合が続く。森保監督はこの日、同選手権の代表メンバー発表をジャマイカ戦の翌29日に設定したことも明かした。

 「長崎とタイは別のチームになります。ただジャマイカ戦の次の日に(メンバー)発表なので試合を見て決めたい」。つまりジャマイカ戦の活躍次第ではタイ遠征メンバーにも“当選”する可能性がある。地元長崎での一戦。森保監督は冨安、久保、堂安ら欧州組の招集にも全力を注ぎ、サバイバルの色合いも強めていく。

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