元日本代表DF闘莉王が引退…プロ生活19年“闘将”満身創痍の決断

[ 2019年11月25日 05:31 ]

J2京都の元日本代表DF田中マルクス闘莉王
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 J2京都の元日本代表DF田中マルクス闘莉王(38)が今季限りで現役を引退することが24日、明らかになった。柏に大敗した現役ラストの一戦は味方との接触で負傷し、前半45分でピッチを退き、病院に直行した。

 今季はJ2リーグ30試合に出場。本職のセンターバックだけではなく、終盤にはFWとして起用されるなど存在感は別格だった。だが“闘将”と呼ばれるように、闘争心を前面に打ち出すスタイルで体は満身創痍(そうい)。6月には右眼外傷性黄斑円孔で視力が落ちて手術も行った。プロ19年目の今季をラストシーズンと位置づけていた。

 ブラジルで生まれた日系3世。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。10年W杯南ア大会では昨年限りで現役を引退したDF中沢佑二氏とともに4試合2失点の鉄壁の守備を誇り、決勝トーナメント進出に貢献。クラブでは浦和に所属した06年、名古屋に所属した10年にそれぞれリーグ初優勝を果たした。

 Jリーグ通算104得点は史上初のDF登録選手による大台突破。昨年は中沢氏だけではなく、“オヤジ”と慕った元日本代表GK楢崎正剛氏も現役引退した。戦友たちに続き、また一人、日本サッカー史に名を刻んだレジェンドがスパイクを脱ぐ。

 ◆田中・マルクス・闘莉王(たなか まるくす とぅーりお)1981年4月24日生まれ、ブラジルのサンパウロ州出身の38歳。渋谷幕張高を経て01年に広島に入団。 同年3月11日のリーグ開幕・鹿島戦でプロデビュー。03年にJ2水戸に期限付き移籍し42試合10得点と大ブレーク。同年、日本国籍を取得し10月にU―22日本代表に初選出された。06年にA代表デビュー。10年W杯南ア大会に出場。国際Aマッチ通算43試合8得点。クラブでは06年にJリーグのMVP受賞。ベスト11には9度選出。1メートル84、87キロ。

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