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神戸、9分で悪夢3失点 守備また崩壊…逆転負け2連敗

[ 2019年7月15日 05:00 ]

明治安田生命J1第19節   神戸1―3湘南 ( 2019年7月14日    BMWス )

湘南に敗れ、引き揚げるイニエスタ
Photo By スポニチ

 名手がゴールを演出しながらも、神戸が逆転負けで2連敗を喫した。前半20分、ゴールキックを自陣で受けたイニエスタは、トラップで寄せてきた選手の逆を取って前を向き、前線へ走り込むFW古橋へ約60メートルの正確なロングパス。古橋は中へと切れ込み、左足でミドルシュートを突き刺した。

 だが、不安定な守備がまたしても崩壊した。後半24分に左サイドを崩されて同点に追いつかれると、同29分には元日本代表DF西のクリアミスから追加点を献上。さらに同33分にはセットプレーから3点目を奪われてリードを広げられた。「チームとして成長の余地がある」と話してきたイニエスタながら、これで4試合連続失点。第19節を終えて失点数はリーグワースト2位の「34」となった。

 度重なる決定機を生かせなかったことも敗戦に影響した。前半29分にはイニエスタの浮き球パスを古橋が左足ボレーで合わせるも、右ポストにはじかれる。後半16分にはカウンターからビッグチャンスを迎えながら、古橋がパスミス。これにはフィンク監督もペットボトルを蹴り上げて怒りを爆発させた。

 元スペイン代表FWビジャの連続得点も3で止まり、15位に後退。BMWスタジアムまで足を運んだ三木谷浩史会長も厳しい表情を浮かべ、試合終了を待たずに帰路に就いた。

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2019年7月15日のニュース