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鈴木優磨 シントトロイデン完全移籍合意 鹿島から今夏3人目の海外挑戦「年齢考えるとラストチャンス」

[ 2019年7月15日 19:04 ]

鹿島で出場した昨年のACLで最優秀選手に選ばれたFW鈴木優磨
Photo By スポニチ

 鹿島は15日、FW鈴木優磨(23)がベルギー1部シント・トロイデンへ完全移籍することになったと発表した。既にクラブ間では合意に達し、現地でのメディカルチェック後に正式契約が結ばれる予定。

 鈴木は鹿島の下部組織出身で、2015年にトップチームデビュー。J1では通算96試合出場27得点を記録。初優勝した昨年のACL(アジア・チャンピオンズリーグ)では最優秀選手に選ばれた。今季はケガのために公式戦出場はないが、シントトロイデンは能力を高く評価。辞退したが昨年11月には日本代表にも選出されていた。

 鹿島からはバルセロナに移籍した日本代表MF安部裕葵、ポルティモネンセに移籍した日本代表DF安西幸輝に続く今夏3人目の海外挑戦。鈴木はクラブ公式ホームページを通じ「シーズン中の移籍になりますが、自分の年齢を考えるとラストチャンスになると思い、挑戦を決断しました」と報告。

 「ここ何年かは、海外でやりたい気持ちと鹿島でやりたい気持ちが入り混じっていました。同世代の海外で活躍している選手たちを見て、何をしているんだろうと思う時もありました。でも、今は鹿島で今日まで続けてきて良かったと、はっきり言えます。自分に携わってくれた方々のおかげで、人としても選手としても成長できました。必ず、ヨーロッパに行ってもっともっと成長した姿をみんなに見せます!最後に、僕にとってこのクラブは特別であり、ホームです。どこにいようが、このクラブは僕の心の中にあり続けます。小学生から17年間、ありがとうございました。行ってきます」とクラブへの感謝の気持ちと意気込みを示した。

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日生まれ、千葉県銚子市出身の23歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユースを経て14年に2種登録。15年にトップ昇格。16年のクラブW杯では好きなクリスティアーノ・ロナウド(当時レアル・マドリード)をまねたゴールパフォーマンスが話題になった。1メートル82、75キロ。J1通算96試合27得点。

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2019年7月15日のニュース