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J2新潟 新名物「プラネタスワン」が爆発的な売れ行き その誕生秘話は…

[ 2019年7月15日 14:24 ]

デンカビッグスワンスタジアムで光るプラネタスワン
Photo By スポニチ

 J2アルビレックス新潟の本拠地デンカビッグスワンスタジアムに新たな名物が生まれた。先月発売された応援用のペンライト「プラネタスワン」が爆発的な売れ行きを見せている。発売までの経緯、そして今後の展開などをアルビレックス新潟運営事業部の武藤惇史部長に聞いた。

 オレンジとブルーの光が揺れる幻想的な光景はビッグスワンの新たな名物になった。光の正体はペンライト「プラネタスワン」。6月15日の栃木戦で発売され5000本が1週間で完売。その後、ロゴがオレンジ色の「プラネタスワンオレンジ」2500本を追加販売、ロゴが金色の「プラネタスワンゴールド」500本も発売したが、いずれも即完売。爆発的な売れ行きだ。
 商品開発にまつわる秘話がある。ナイトゲームだった4月3日の町田戦。多くの観客がスマホのライトをピッチにかざしていた。
 武藤部長は「きれいだった。何か面白いことができるのではと思った」という。以前から売り込みのあったペンライトの販売と、それを使ったイベント開催が頭に浮かんだ。同9日にサポーターからペンライトについて意見を聞き好感触を得ると、同10日には商品化を決めた。
 ペンライトを発売しているJクラブは既にあった。ただ商品を売るだけではアルビらしくない。ネーミングにこだわった。さまざまな案が出たが、プラネタリウムとビッグスワンを合わせた「プラネタスワン」に決まった。「暗い競技場に光が浮かぶ様子がプラネタリウムのようだし、アルビには星座のイメージもある」と武藤部長は説明する。
 そして「ストーリーを大事にしたいと考えた」(武藤部長)。ポイントは観客と選手が一体で楽しめる参加型であること。試合後、選手にプラネタスワンを配り、サポーターと一緒に万歳をして勝利を祝う演出を同じ「プラネタスワン」という名前で実施した。これで認知度が高まった。
 「プラネタスワンを使ったコレオグラフィー(人文字)ができたら」。武藤部長はそんな青写真も描いている。(福永 稔彦)

 ▽プラネタスワン 長さ24センチ、直径3センチの円柱形のペンライト。スイッチを操作して14色の光を選べる。発光部分にチームロゴが入っている。ロゴがオレンジ色の「プラネタスワンオレンジ」が定価1620円、ロゴが金色の「プラネタスワンゴールド」が同2160円(いずれも税込み)。単4乾電池3本、ストラップ付き。

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