FC東京加入の呉宰碩、長谷川監督との強い絆「健太さんが必要としてくれたら行かないと」

[ 2019年7月10日 18:59 ]

FC東京の練習に合流した呉宰碩
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 FC東京に加入した元韓国代表DFが指揮官との強い絆を明かした。

 8日にG大阪からの加入が発表された呉宰碩(オ・ジェソク、29)は10日からトレーニングに合流。練習前にはチームメイトに挨拶を行い、「緊張して『ガンバ』って言葉が出てきて、すぐに謝った(笑)。ここに来られて良かった。みんな温かくしてくれて、いいチームだなと思う」と新天地の雰囲気を話した。

 今回の移籍話は本人にとっても急転直下の出来事だった。「先週の火曜日、天皇杯2回戦の前日にオファーが届いたことを知った。早く決めてほしいと言われたので、1時間ほど考える時間をもらい、家族と話し合って決断した」。G大阪の宮本恒靖監督(42)や強化担当者に意思を伝え、新たな挑戦が決まった。

 主な決め手は二つあったという。一つ目は自身が大きな変化を求めたこと。「メンバー外になったから移籍しようという気持ちになったのではない。ガンバでの生活が7年目になって、慣れすぎて、緊張感も不安感もなくなってきているのを感じていた。入団1年目の時のような緊張感を持ちながら、試合も練習もやりたいという気持ちが強かった」。そんな折にリーグ首位を快走するFC東京から誘いの声が掛かった。もちろん簡単な決断ではなかった。しかし、選手として殻を破るために道を選択した。

 二つ目は長谷川健太監督(53)の存在だ。韓国の江原FCからG大阪に移籍した13年から苦楽をともにすること5シーズン。14年には主力として躍動し、Jリーグ、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯の主要タイトル3冠を達成した。「健太さんにはガンバで5年間、お世話になった。家族とは、健太さんが必要としてくれたら契約条件を考えずに行かないといけないという話をずっとしていた。まさか本当にオファーが来るとは思っていなかったけど、家族からは『行こう』という後押しもあった」。力になりたい一心で、恩師の下に馳せ参じた。

 FC東京では2日に左サイドバックの元日本代表DF太田宏介(31)が名古屋へと移籍。呉宰碩への期待は大きい。14番を背負うことになった29歳は「自分は守備的な特長のあるサイドバック。対人もそうだし、最後まで諦めない精神を見せたい」と意気込む。活躍の場を移し、何かを掴めるのか。「ガンバには6年半いたのでもちろん感謝の気持ちはある。健太さんにもツネさん(宮本監督)にも恩返しをするために、ピッチの中で良いプレーをすることが必要だと思っている」と言葉に力を込めた呉宰碩の挑戦が始まった。

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