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U20“死の組”突破!イタリアとドロー W杯2大会連続決勝T決めた

[ 2019年5月31日 05:30 ]

U20W杯1次リーグB組   日本0-0イタリア ( 2019年5月29日    ポーランド・ビドゴシチ )

<日本―イタリア>前半、シュートを放つ斉藤光
Photo By 共同

 男子サッカーのU-20W杯ポーランド大会は29日に各地で1次リーグ最終節が行われ、B組の日本はイタリアと0―0で引き分け。1勝2分けの勝ち点5で同組2位となり、2大会連続の決勝トーナメントに進んだ。負傷者が出るなど総力戦となったが、強固な守備で得点を許さず、“死の組”と呼ばれた強豪ぞろいの1次リーグを自力で突破した。日本は6月4日の決勝トーナメント1回戦で、アルゼンチンや韓国、ポルトガルが入るF組2位と対戦する。

 チームは1位通過を目指しただけに、影山監督はドローに終わった悔しさを示しつつ「選手は試合ごとにパフォーマンスを上げ、たくましくやってくれている」と、第1目標を突破した若きサムライを称えた。

 前半11分にMF伊藤がPKを失敗し、20分にはFW田川がGKと1対1の好機を外した。嫌な空気が漂ったが、主将のMF斉藤未は「結果は変えられない。失点したら相手の思うつぼ」と冷静に周囲に声を掛け続けた。

 スコアレスの展開が続き、じれたイタリアが長身選手を目掛けてロングボールを放り込んでも、両センターバックのDF小林、DF三国を中心とした守備陣が粘り強く対応した。1次リーグ3試合で失点はオウンゴールの1点だけと守備の安定が、2大会連続の決勝トーナメントを引き寄せた。MF山田は「このチームは守備が良さ。全員がサボらず、3試合通じて徹底できている」と分析した。

 南米王者エクアドル、ハイレベルな欧州予選を2位通過したイタリア、大会最多タイ16回の出場を誇る古豪メキシコと同居した“死の組”を見事に突破した日本。中2日の過密な3連戦を終え、次戦は中5日という余裕も得た。今は疲れを癒やし、前回大会は惜しくも阻まれた8強入りに挑む。

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