×

バルセロナ 国王杯5連覇逃し1冠で終戦…バルベルデ監督は続投意欲

[ 2019年5月26日 19:19 ]

スペイン国王杯決勝   バレンシア2―1バルセロナ ( 2019年5月25日    スペイン・セビリア )

後半に得点を決めたものの、国王杯5連覇を逃したバルセロナのメッシ(AP)
Photo By AP

 スペイン1部リーグで2連覇を果たしたバルセロナが国内2冠を逃した。今季最終戦となった25日のスペイン国王杯決勝で、スペイン1部4位のバレンシアに1―2で敗戦。同杯史上初の5連覇はならなかった。

 FWスアレス、MFデンベレ、GKテアステーゲンらをケガで欠く中、バルベルデ監督は4―1―4―1布陣を採用。FWメッシを1トップに置き、セルジ・ロベルトを右MF、コウチーニョを左MFに起用した。ボール支配率で77対23、シュート数で26対9と圧倒したが、枠内シュートは6対4と決定力を欠いた。

 前半に両サイドを簡単に崩されて2失点。1人で計12本のシュートを放ったメッシが、後半にCKのこぼれ球を押し込んで1点を返すのがやっと。メッシは決勝での得点が通算6試合目と、同5試合のテルモ・サラ(ビルバオ)を抜いて新記録を樹立したが、チーム31度目の優勝にはつながらなかった。

 4季ぶりの頂点を狙った欧州チャンピオンズリーグは準決勝でまさかの逆転敗退。リバプール(イングランド)にホームの第1戦で3―0と先勝しながら、アウェーの第2戦で0―4と大敗を喫した。今季は結局1冠に終わり、バルベルデ監督は「期待を裏切ってしまった。1カ月前、我々はリーグタイトルを祝った。その15日後、3冠のチャンスがあると思っていたが、チャンピオンズリーグも国王杯も決定的な場面で力を発揮できなかった」。地元メディアで解任論が浮上したが「私はここでやり遂げる力を強く感じている」と続投に意欲を示した。

 バレンシアは11年ぶり8度目の優勝を果たし、クラブ創立100周年に花を添えた。就任2季目の53歳マルセリーノ監督は「私にとって監督として初めて獲得したタイトル。世界で最も幸せな男だ」と歓喜。先制点を決めたFWガメイロは「優勝できてとても嬉しい。とてもタフな試合だったが、我々はバルサに走り勝った」と胸を張った。

続きを表示

2019年5月26日のニュース