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メルボルンV・本田 有終の美飾れず フル出場も得点に絡めず敗戦

[ 2019年5月22日 21:08 ]

ACL1次リーグ最終戦   メルボルン・ビクトリー1―3広島 ( 2019年5月22日    メルボルン )

<広島―メルボルン・ビクトリー>前半、攻め込む広島・森島。左はメルボルン・ビクトリーの本田
Photo By 共同

 オーストラリアAリーグ・メルボルン・ビクトリーの元日本代表MF本田圭佑(32)が有終の美を飾れなかった。

 21日に今季限りでの退団が正式発表され、ラストゲームとなったホームの広島戦に右MFでフル出場。前半26分に強引な突破から右クロスを上げ、1分後にはスルーパスをFWトイボネンへ通すなど見せ場はつくったが、得点には絡めなかった。既に最下位での敗退が決まっていたチームは1―3で敗戦。終了直後に本田はマスカット監督、チームメートらと笑顔で抱き合い、別れを告げた。

 パチューカ(メキシコ)を退団した本田は、昨年8月に年俸制限のない「マーキープレーヤー(看板選手)」として360万米ドル(約4億円)の10カ月契約で加入。公式戦24試合で8得点7アシストと活躍したものの、チームは国内リーグでレギュラーシーズン3位、プレーオフは準決勝敗退で連覇を果たせなかった。

 21日の会見で本田は「サッカーをするために日本に戻ることはない」と明言した上で「まだどこでプレーするか分からないが、20年東京五輪でプレーするために自分にとってベストの決断をしたい」と話しており、五輪出場へつながる新天地を探すことになる。

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