浦和1次L突破、2大会ぶりVへ3発快勝!長沢、先制&知的アシストで決勝T呼んだ

[ 2019年5月22日 05:30 ]

ACL1次リーグ・G組   浦和3―0北京国安 ( 2019年5月21日    埼玉 )

前半、チーム2点目を決める武藤(撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ

 2大会ぶりVを狙うG組の浦和は、1次リーグ最終戦で北京国安(中国)に3―0と快勝し、同組2位で16強進出を決めた。前半途中出場のMF長沢和輝(27)が17日の湘南戦に続き2戦連発となるゴールで先制すると同41分には約50メートルのドリブルからFW武藤雄樹(30)の2点目をアシストし、快勝に貢献した。H組の川崎FはアウェーでシドニーFC(オーストラリア)に4―0で快勝したが、3位で敗退となった。

 MF長沢の神髄が凝縮されていた。先制弾を決め、勢いに乗る長沢は前半41分、ブラジル代表MFレナト・アウグストに競り勝ち、ハーフウエー付近から約50メートル、怒とうのドリブル突破を見せた。相手DFをかき分け、最後はゴール手前からFW武藤にラストパス。「ギリギリまでシュートを狙ってましたが、武藤選手が見えたので…。判断を変えました」。憎いほど冷静に2点目をアシストした。

 「ゴールに向かえっ!」。ピッチを走る長沢には“教授”の声が聞こえていた。4月から早大大学院スポーツ科学研究科に通い二足のわらじを続ける。18日に受講したトップスポーツマネジメント特論の後だった。平田竹男教授は約1時間、講義を延長しゴールへの姿勢を説かれた。「これで単位ももらえますかね(笑い)」。効果は絶大だった。

 14~15年、ケルンに在籍した経験を持つ長沢は元々、ACLに強い。大型選手を相手にボールを奪い合った日々から、外国人に対する体の使い方を会得。「僕は小さいけど、体の使い方でボールを優位に持ち運べる」と話す。日本人に比べ、前に突っかけてくる傾向にある外国人の守備も、長沢にはやりやすかったという。

 ACLのホームで対中国勢は6勝1分けと無敗をキープ。中国リーグで10戦全勝中の難敵も退けた。柏木の負傷交代による緊急出場ながら1得点1アシストで、文句なしのマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。長沢は言う。「浦和はアジアでタイトルを獲らないといけないチーム」。再び頂点へ、リーグ戦の3連敗がウソのような完璧な戦いぶりで赤い悪魔が息を吹き返した。

 ◆長沢 和輝(ながさわ・かずき)1991年(平3)12月16日生まれ、千葉県出身の27歳。八千代高から専大に進み、14~15年にはケルンに所属。16年は浦和からJ2千葉に期限付き移籍、17年に浦和に復帰しACL制覇などに貢献。11月には日本代表に初選出され、ベルギー戦でA代表デビュー。今春、早大大学院に進学。浦和では唯一、名前に「令和」の和がつく。1メートル72、68キロ。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「コパ・アメリカ(南米選手権)」特集記事

2019年5月22日のニュース