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イラン“ジンクス”崩せず…先制許せばケイロス体制過去8年勝ちなし

[ 2019年1月29日 05:38 ]

アジア杯準決勝   日本3―0イラン ( 2019年1月28日    UAE・アルアイン )

<イラン・日本>試合前にあいさつをかわす日本代表・森保監督(左)とイラン代表・ケイロス監督(撮影・篠原岳夫)
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 43年ぶりのアジア杯制覇を狙ったイランが準決勝で散った。対アジアとの公式戦では39戦無敗を誇っていたものの0―3完敗。ケイロス体制では「先制を許せば勝利なし」という“ジンクス”を破れず対アジア40戦ぶりの黒星を喫した。 試合結果  アジア杯日程&結果

 FIFAランクでもアジア最上位の29位に位置し、今年で8年目となるケイロス監督のもと大会前から“アジア最強”と称され、今大会もここまで5戦無失点の好成績で勝ち上がってきた。そんな“最強”イランにも負のデータが存在。ケイロス監督就任以来、親善試合を含め先制を許すと0勝8分け12敗と一度も逆転勝ちがないという驚きの成績。

 この試合でも後半11分にFW大迫に先制点を奪われると、そのまま失点を重ねあっさり完敗。結局この“ジンクス”には逆らえず。ケイロス監督は試合後「違うスタイルを持ったチーム同士のとても拮抗した試合だった。ある一つのことが起こるまでは」と先制点の重要さを強調。「決勝に進むのにふさわしいチームだ。素直におめでとうと言いたい」と日本を称えた。

 ケイロス監督は今大会でイラン代表との契約が終わるため、日本戦を最後に退任する見通し。8年間共に戦ってきた選手達に対しては「全てにおいて感謝してる。彼らのことはこれからの人生において心に残り続けるだろう」とコメントした。

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2019年1月29日のニュース