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UAE皇太子、アジア杯準決勝のチケット買い占め 同国サポーターへ無料配布

[ 2019年1月29日 08:35 ]

オーストラリア戦で指示を出すUAEのザッケローニ監督(AP)
Photo By AP=共同

 サッカーアジア杯準決勝のUAE代表対カタール代表戦(29日)のチケットを、開催国UAEのナヒヤーン・ビン・ザイード皇太子が買い占め、同国のサポーターに無料配布したことが28日までに分かった。

 英字紙「ザ・ニュー・アラブ」電子版などによると、皇太子は「忠誠心あるUAEファンに無料で配布する」と25日にツイッターなどで発表。準々決勝終了時点で残っていた全チケットを買い占めた。チケットは27日、首都アブダビにある政府のスポーツ機関で配布された。長蛇の列ができたものの、UAEサポーターのみに配られ、それ以外の人は拒否された。

 試合が行われる「ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアム」の収容人数は約4万人。チケットは日本円で定価1500〜4500円。だが、現地紙によると6倍以上のプレミアが付き、最高3万円まで高騰していた。UAEの王家はサッカー好きとして知られる。皇太子が買い占めた席数は不明だが、億単位の出費となった可能性がある。

 客席を自国サポーターで埋めつくす狙いとみられるが、中東諸国の多くは現在、カタールがテロ組織を支援しているとして国交を断絶。現地メディアには「政治的な意図がある」との指摘もある。

 4強初進出で意気上がるカタールだが、UAEやサウジアラビアのサポーターが国歌斉唱中にブーイングを浴びせるなどしている。ネット上には、買い占めとともに「開催国として、やってはいけない行為」との批判も上がっている。

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