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元日本代表・巻が引退 06年サプライズ選出でW杯 最後は故郷でピッチに別れ

[ 2019年1月16日 05:30 ]

06年ドイツW杯ブラジル戦でプレーする巻
Photo By スポニチ

 J3熊本は15日、元日本代表FW巻誠一郎(38)が現役を引退すると発表した。熊本・宇城市出身の巻は03年に市原(現・J2千葉)に入団。14年からは地元・熊本でプレーしていた。クラブは巻との契約更新を目指したが、本人の引退意思が固く、了承した。

 06年W杯ドイツ大会で、ジーコ監督からサプライズ選出され、一躍有名になった。日本代表としては国際Aマッチ38試合に出場し8得点だった。

 16年4月に発生した最大震度7の熊本地震では、故郷の惨状に直面。自らも被災し車中生活を余儀なくされながら、先頭に立って復興支援活動に取り組むなど、地元のために力の限りを尽くした。

 巻はクラブを通じて「16年もの長きに渡り、ご声援いただき本当にありがとうございました」とファンに感謝し「今後はサッカー界の発展のため、熊本の県民の皆さまの役に立てるようなことを中心にやっていければ」とコメントを発表した。きょう16日に熊本市内で記者会見する。

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