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元日本代表FW巻が引退会見「何度も自問自答した」 将来は指導者に「クラブの監督をしたい」

[ 2019年1月16日 16:21 ]

終始笑顔で引退会見を行った巻
Photo By スポニチ

 J3熊本の元日本代表FW巻誠一郎(38)が16日、熊本市内で引退会見を行った。

 冒頭で巻は「16年間サッカー選手を続けられたのはぼく一人の力じゃない。ファン、サポーター、スタッフ、選手、家族のおかげ」と笑顔で感謝を述べた。引退の決意は「何度も自問自答した。一時的な感情で決めるのはこれまで培ってきたものを台無しにすると思った」と時間をかけて下したことを明かし、理由については「クラブに自分の価値を還元できなくなったら辞めようと強い覚悟を持っていた」「昨年J3に降格したときに、バラバラのチームをひとつにできる力がなかった」ことをあげた。

 クラブからはどんな形でもいいから残って欲しいと強い慰留を受け「ありがたい」と感謝。だが「一度、サッカーの枠の外からいろんなものを見て感じてみたい」とクラブには残らず、今後は具体的に決まっていないというが「いろんなことに興味があり、やりたいことにはすぐにチャレンジする性格」と幅広く活動していく意欲をみせた。地元・熊本の継続的な復興支援、子どもたちが夢を実現する応援などをしていきたいと話し、将来的には「クラブの監督をしたい」と笑顔で話した。

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2019年1月16日のニュース