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鹿島 21冠へ前進4強 12月5日に浦和と激突

[ 2018年11月22日 05:35 ]

天皇杯準々決勝   鹿島1―0甲府 ( 2018年11月21日    中銀スタ )

後半、鹿島・土居はゴールを決め喜ぶ(右は安部)(撮影・西尾 大助)
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 準々決勝残り1試合が行われ、鹿島がJ2甲府を1―0で破り、優勝した16年度シーズン以来、2季ぶりの準決勝進出を果たした。MF土居聖真(26)が決勝点を決めた。クラブW杯(12月12〜22日、UAE)に出場する鹿島の準決勝進出により、今大会の残りの日程が変更。準決勝は12月5日、決勝は9日に前倒しで行われる。

 21冠へ前進した。MF土居が貴重な一発を決めた。後半31分。ドリブルで突き進んだMF永木からパスを受け、ボックス手前から右足を強振。打つ瞬間は、ハーフタイムにDF内田から掛けられた、「もっとシュートを打て」という言葉が脳裏をよぎったという。「あれが入っていなかったら延長、PKを覚悟していた。仕事できてよかった」。ホームタウン活動で15日に訪れた神栖市横瀬小の児童と約束した“おにぎりポーズ”=丸写真=のパフォーマンスで喜んだ。

 敵地の10万人の前で歓喜したACL制覇から11日。「メンタルの部分の切り替えが非常に難しかった」と大岩監督は言う。前半から引いて守るJ2の甲府を攻めあぐね、ボールロストも連発。重い空気を、土居の一発が吹き飛ばした。後半終了間際には長期離脱していたMFレアンドロが出場。ベンチにはDF内田が戻り、右足関節捻挫のFW鈴木も早ければ24日のリーグ仙台戦から復帰できる見込みだ。天皇杯制覇、リーグACL圏内死守、そしてクラブW杯へ、追い風が吹いている。

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